パチスロ、パチンコってギャンブルじゃないの?と思われる方はほとんどだと思います。そして、実際に現役のプレーヤーでも実際に勝っている方は3%もいないと思われます。というのも東京や大阪などの大都市の駅前には必ずと言っていいほどパチンコ店がありますし、地方でも郊外の広大な敷地に大型ショッピングモール内にある一つのアパレルブランドの服が全て陳列できるほど台が敷き詰められていたり、電気代やパチンコ店のスタッフの給料などもひっくるめると店側が必ず勝ち続けていなければ成り立たない商売だからです。
個人的にも負け続けたこともあったりするので、オススメしづらいジャンルではありますが、特定のやり方だけに徹すればコンスタントに稼ぐことは可能ではありますので、そのやり方だけ触れたいと思います。ここではパチンコではなく、期待値が詰めるパチスロに絞って解説します。
難易度 高 オススメ度 低
期待値、天井狙い
高校の数学で特に理系の方であれば覚えている方も多い期待値という概念をスロットにも応用することで価値を積むことが可能です。
2024年の1月現在のスロットは6.5号機という機種が審査に合格しホールに並べられています。その中でもAT機やART機と言われる機種は1ゲーム当たり2〜3枚ほど増えるアシストタイムという特化ゾーンでモリモリとメダルを増やせるのですが、天井という必ずボーナスを放出したり、ATに突入するなどの救済措置を設けている機種が多いです。その天井までのゲーム数と今現在のゲーム数から期待値を算出し、プラスの台であれば打つ。あるいは打たないの判断をすることで勝ちを積むことが可能です。
【2023年版】スロットハイエナ・天井狙いの狙い目・やめどき一覧
スロットやパチンコをやったことがある方であれば、よくご存知だと思いますが、期待値がプラスの台だからといっても負けることはありますし、逆に期待値がマイナスの台でも勝てることもあったりします。ですが、理論上期待値プラスの台(できれば+1000円以上)を探し、打ち続けることで統計学的にプラスに触れるというもので、それはたくさんの数をこなすことで月当たりで数万円〜十万円以上になることも可能です。
実際に、これだけで飯を食べていて、漫画喫茶生活をしているプロもいます。
会社員であれば会社の給料がもらえるという利点がありますので、空き時間でスロットの期待値だけを狙うのはありですが、理論から外れた状態のゲーム数の時に打つなどルールを逸脱する行動をすると負けに転じやすいので小さいルールが守れる方に限定しますので、多くの人にとってはお勧めしづらいと思っています。
YouTubeに出てくるスロットライターは、毎日ホールでの実践できている理由は?
巷では、YouTubeでスロットを調べると、いわゆるスロットライター達の有名チャンネルがひしめき合っています。彼らを見ていると知識だけでなく、トーク技術も優れており、華やかに見えるものです。ですが、彼らは全国のホールに呼ばれており、イベント出演・来店のギャラで多くを稼いでいるのが実情です。以下のサイトを見ると、中には年収1億円近いライターもいるようです。
パチスロライターの人気&年収ランキング:男性編
有名なライターだと、この方とかw
年収一億円らしいですが、おそらく来店イベントのギャラが高額なのと稼働日が多いことも影響していると思われます。
ですので、ライターの彼らと同じ立ち回りをしてもほとんどのケースで勝てないと思いますので、最初に挙げたネカフェで旅打ちをされるマダオさんのような立ち回りをする方が勝ちを積むことができるでしょう。
昔のパチスロは勝ちやすかった?
2010年〜2012年位までのいわゆる4号機、5号機と言われた時代のスロットに関しては天井リセット機能がない機種が多かったため、これだけで飯を食べている人が少なからずいました。
たとえば大都技研の4号機の吉宗で大勝ちし、勝ったお金でバイクを買った友人がいまいました。
また、上記の時代は規制も厳しくなかったため、高設定台に金の札や銀の札を下げているお店がありました。設定解放するのは夕方から夜にかけてなので、そこから座ったとしても大勝ちはできませんが、確実に高設定台に座ることができるので、小さくても勝ちやすかったと言えます。
加えて、メルマガで高設定の台を前日に示唆するので、早い番号を引いた方は高設定台を掴みやすい傾向にありました。
私自身2010年前後は東京に住んでいて、都内の有名店や無名でもお客様が勝ちやすいお店が多数あったので、これだけでコンスタントに勝てていた時期がありました。今はかなり規制が厳しくなってきたので以前と同じ立ち回りは通じないため、着実に期待値を積むやり方が無難と言えるでしょう。
それでもやはりおすすめしない理由
ギャンブル依存症の神経メカニズム -前頭葉の一部の活動や結合の低下でリスクの取り方の柔軟性に障害-
京都大学の医学部では、ギャンブルと脳についての研究結果が紹介されています。結論からいうと、
ギャンブル依存症では状況を理解し柔軟にリスクに対する態度を切り替える能力に障害があることが分かったという。
さらに、研究結果の概要には、恐ろしい内容が書かれています。概要から一部を引用します。
ギャンブル依存症患者の場合は、ノルマの厳しさを正しく認識するのに必要な背外側前頭前野の活動が低下していること、リスク態度の切り替えに重要な背外側前頭前野と内側前頭前野の結合が弱い患者ほど、ギャンブルを絶っている期間が短く、また、低ノルマ条件でハイリスク・ハイリターンのギャンブルを選択する傾向が強いことがわかりました。
・引用元 ギャンブル依存症の神経メカニズム -前頭葉の一部の活動や結合の低下でリスクの取り方の柔軟性に障害-
ざっくりと概要をかいつまむと、ギャンブル依存症によって、脳の機能「具体的に背外側前頭前野」の活動が低下し、ノルマの厳しさを正確に把握する能力が落ち、ハイリスク・ハイリターンのギャンブルを好む傾向にあるということです。つまりは判断力が落ちるために、一般的に考えたら損するとわかることでも冷静な判断ができないため、ハイリスクなパチンコやカジノなどのギャンブルを繰り返したり、多額の借金を繰り返すことにもつながるということです。
パチンコ店に行ったことがある方ならわかると思いますが、店内は如何せん想像以上の騒音でおそらく耳に支障をきたすレベルと言われる90dbを超えることもあるほどうるさい環境なのが一般的です。また、さらに喫煙率が異常に高く、かつ、負けてキレる方や暴言を吐く人もいたりするほどいい環境とは言えない状況です。そして、かつイベントと呼ばれる日にはライターと呼ばれる客寄せパンダ的な演者を呼び、お祭り感を演出しますが、実際にお店側もトータルではマイナスを出さないように営業努力をする必要があるため、上記にも上げた通り月に1回程度開催されるイベントの日でも高設定と呼ばれる設定6を入れる割合は10%行けば良い方です。また、ほとんどの日は高設定を入れないため勝ちづらいというのもあります。いずれにしても一般客がパチンコ・スロットで勝つのは至難なわけです。
さらに、ギャンブル依存症になると日常生活にも支障をきたすこととなり、なかには離職や家族離散、自殺未遂にまで発展するケースもあったりします。いずれも借金が膨大に膨れ上がるまでやり続けたときに起こりえるリスクなので、一度手を出したらやめられない麻薬のような中毒性があるので、長い目でみたら手を出さないほうが良いと言えます。
もしなかなかギャンブルをやめられないという方がいたら、消費者庁のこちらのギャンブル等依存症でお困りの皆様へをご覧いただき、ご自身の置かれている立場をまずは理解いただき、症状によっては、専門の医療機関を受診されたり、または各地区で行われている自助グループ(全国区で有名なのはGAギャンブルアノニマス)などに参加されることから始められると良いでしょう。
特に自覚症状があり、症状が軽い段階で気づいてこのような機関に参加されることで早い回復が見込めた事例は多数あります。また、症状が重くとも時間をかけて回復された事例もありますので、まずはできることから始められると良いでと思われます。
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